先日、中区の医師会様と地域包括支援センター様が共催された高齢者虐待防止研修に参加しました。
今回の研修では、高齢者虐待の中でも「経済的虐待」をテーマに、具体的な事例を交えながら学ぶ機会となりました。

経済的虐待とは、本人の同意なく年金や預貯金を使用したり、必要な生活費を渡さない、財産を不当に処分するなど、高齢者の財産や権利を侵害する行為を指します。
身体的な傷が残らないため発見が難しく、「家族だから」という理由で周囲が気づきにくいケースも少なくありません。
しかし、本人が自由にお金を使えない状況や、生活に必要なものが不足している状況は、高齢者の尊厳や生活の質を大きく損なう深刻な問題です。
ケアマネジャーは、ご利用者様のご自宅を訪問し、日常生活やご家族様との関わりを継続的に確認する立場にあります。
研修では、サービス利用料金の支払い状況や生活環境、ご本人様の金銭管理の様子、ご家族様とのやり取りなど、日頃の支援の中に経済的虐待のサインが隠れている可能性があることを学びました。
小さな違和感を見逃さず、ご利用者様の思いに耳を傾け、必要に応じて地域包括支援センター様や市町村、多職種と連携しながら支援につなげることの大切さを改めて認識しました。
高齢者虐待の防止には、虐待が起きてから対応するのではなく、介護者の負担軽減や相談しやすい環境づくりなど、予防の視点も欠かせません。
ご利用者様だけでなく、ご家族様の不安や悩みにも寄り添いながら、安心して在宅生活を続けられるよう支援していくことが、私たちケアマネジャーの重要な役割であると感じました。
今回の研修で得た学びを日々のケアマネジメントに活かし、ご利用者様一人ひとりの権利と尊厳を守りながら、多職種や関係機関との連携を大切にし、より良い支援に努めてまいります😊